憲法の重要判例(行政書士)
- 最大判昭27.2.20:国民審査投票方法違憲訴訟(解職制度)
- 最大判昭27.10.8:警察予備隊訴訟(付随的違憲審査制)
- 最判昭28.12.23:皇居外苑使用の不許可処分(訴えの利益喪失)
- 最大判昭28.12.23:農地改革訴訟(正当な補償の意味)
- 最大判昭30.1.26:公衆浴場距離制限事件
- 最大判昭31.7.4:謝罪広告事件(謝罪広告掲載の強制)
- 最大判昭34.12.16:砂川事件(安全保障条約に司法審査が及ぶか)
- 最大判昭35.6.8:苫米地事件(衆院解散の効力について、司法審査が及ぶか)
- 最大判昭37.3.7:警察法改正無効事件(国会の両院の議事手続に司法審査は及ばない)
- 最大判昭37.5.30:大阪市売春取締条例事件(条例で罰則を制定することはできる)
- 最大判昭38.5.22:東大ポポロ事件(教授の自由と大学の自治)
- 最大判昭38.6.26:奈良県ため池条例事件(条例で財産権を規制)
- 最大判昭42.5.24:朝日訴訟(生存権の法的権利性の有無)
- 最大決昭和44.11.26:博多駅フィルム提出命令事件(報道の自由、取材の自由)
- 最大判昭44.12.24:京都府学連事件(肖像権は憲法で保障されるか)
- 最大判昭45.6.24:八幡製鉄の政治献金事件(法人は政治献金できるか)
- 最大判昭47.11.22:小売市場距離制限事件(営業の自由、小売市場の距離規制は違憲か?)
- 最大判昭47.11.22:川崎民商事件(収税官吏の検査・質問の規定が黙秘権等に違反しないか)
- 最大判昭48.4.4:尊属殺重罰規定の違憲判決(尊属殺人における重罰規定の違憲性)
- 最大判昭48.4.25:全農林警職法事件(国家公務員法第のあおり行為等の罪の規定は違憲か)
- 最大判昭48.12.12:三菱樹脂事件(私人間における憲法の直接適用の可否)
- 最大判昭49.11.6:猿払事件(公務員の政治活動禁止規定の合憲性)
- 最大判昭50.4.30:薬事法距離制限事件(消極目的、違憲判決)
- 最大判昭51.4.14:衆議院議員定員不均衡訴訟(投票価値の平等、違憲判決)
- 最大判昭51.5.21:旭川学力テスト事件(普通教育における教授の自由、教育内容における国の関与)
- 最判昭52.3.15:富山大学事件(単位認定は、司法審査は及ばない)
- 最大判昭52.7.13:津地鎮祭事件(起工式は、宗教的活動に該当するか)
- 最大判昭53.10.4:マクリーン事件(外国人の人権保障・政治活動の自由)
- 最判昭56.4.7:板まんだら事件(宗教上の教義の判断を前提とする請求が法律上の争訟にあたるか?)
- 最判昭56.4.16:月刊ペン事件(雑誌掲載の事実が「公共の利害に関する事実」にあたるか)
- 最大判昭57.7.7:堀木訴訟(障害年金と児童扶養手当の併給禁止が生存権に違反しないか)
- 最大判昭58.6.22:よど号ハイジャック新聞記事抹消事件(刑事施設内における閲読の自由)
- 最大判昭59.12.12:税関検査事件(税関検査は検閲にあたるか)
- 最判昭60.11.21:在宅投票制度廃止事件(立法不作為も違憲審査の対象)
- 最大判昭61.6.11:北方ジャーナル事件(検閲と事前抑制)
- 最大判昭62.4.22:森林法事件(違憲判決)
- 最判昭62.4.24:サンケイ新聞事件(反論権・アクセス権)
- 最判昭63.7.15:麹町中学内申書事件(内申書に政治的行為を行った旨を記載)
- 最判昭63.12.20:共産党袴田事件(政党内部の行為に司法審査は及ぶか)
- 最大判平元.3.8:レペタ訴訟(筆記行為の自由)
- 最判平4.12.15:酒類販売の免許制(職業選択の自由)
- 最判平5.2.16:箕面忠魂碑事件(遺族会は宗教団体か)
- 最判平5.3.16:第一次家永教科書事件(教科書検定は検閲にあたるか)
- 最判平6.2.8:ノンフィクション「逆転」事件(前科を公表されないことに法的保護は与えられるか)
- 最大判平7.2.22:ロッキード事件(内閣総理大臣の職務権限)
- 最判平7.2.28:外国人の地方選挙の参政権(外国人の地方選挙の投票権)
- 最判平7.12.15:指紋押捺拒否事件(指紋押捺を強制されない自由、指紋押捺制度の合憲性)
- 最決平8.1.30:オウム真理教解散命令事件(解散命令は、信教の自由に反しないか)
- 最判平8.3.8.:エホバの証人剣道受講拒否事件(学校長の裁量の範囲)
- 最判平8.3.19:南九州税理士会政治献金事件(政党に金員を寄付する行為は税理士会の目的の範囲内か)
- 最大判平9.4.2:愛媛県玉串料事件(玉串料等の奉納は憲法違反か)
- 最判平12.2.29:エホバの証人輸血拒否事件(宗教上の理由による輸血拒否の決定は人格権として尊重されるか)
- 最判平14.4.25:群馬司法書士会事件(復興支援金の寄付は司法書士会の目的の範囲内か)
- 最大判平14.9.11:郵便法免責規定違憲判決
- 最大判平17.1.26:外国人の管理職選考受験の拒否事件(外国人は管理職に昇進できない制度の合憲性)
- 最判平24.12.7:堀越事件(国家公務員法の「政治的行為」の意義、公務員の中立性)
- 最大決平25.9.4:非嫡出子の相続分規定の違憲判決(非嫡出子の相続分を嫡出子の2分の1とする規定の違憲性)
- 最大判令2.11.25:地方議会議員出席停止事件(裁判所による司法審審査が及ぶか)
行政法の重要判例(行政書士)
- 最判昭30.4.19:「公務員の個人的責任」と「国家賠償」
- 最判昭30.12.26:裁決庁が自らした裁決を取消した場合の取消処分の効力(不可変更力に違反した「違法な裁決」も有効)
- 最判昭31.4.24:租税滞納処分による差押えと民法177条(正当の利益を有する第三者)
- 最判昭31.11.30:「公務員の私利を図る目的の行為」と「国家賠償法」
- 最判昭35.3.18:営業許可を受けずにした契約の効力(私法上、契約は有効)
- 最判昭35.7.12:普通財産の払下行為は行政処分にあたるか(私法上の契約)
- 最判昭37.1.19:公衆浴場既存経営者の原告適格
- 最判昭39.10.29:ごみ焼却場設置行為と行政庁の処分(私法上の契約)
- 最判昭43.11.27:憲法29条3項を根拠とした損失補償
- 最判昭43.12.24:墓地・埋葬等に関する通達の処分性(通達に処分性はない)
- 最判昭46.10.28:個人タクシー事件(審理手続の瑕疵と取消事由)
- 最判昭和47.5.19:公衆浴場営業許可申請と先願主義
- 最判昭47.12.5:理由付記の不備と瑕疵の治癒
- 最判昭48.4.26:課税処分と当然無効
- 最判昭48.10.18:建築制限付きの土地を収用した場合の補償額
- 最判昭49.2.5:「使用許可の取消し」と「損失補償」
- 最判昭50.5.29:群馬中央バス事件(手続上の瑕疵)
- 最判昭51.12.24:公共用財産と取得時効
- 最判昭52.12.20:神戸税関事件(公務員の懲戒処分と司法の判断基準)
- 最判昭53.3.14:主婦連ジュース事件(不服申立人適格は認められない)
- 最判昭53.5.26:余目町個室付浴場事件(行政権の著しい濫用)
- 最判昭53.6.16:余目町個室付浴場事件(行政権の濫用に相当する違法な行政処分に公定力はない)
- 最大判昭53.10.4:マクリーン事件(裁量権)
- 最判昭54.12.25:輸入禁止の製品に該当する旨の通知(処分性を有する)
- 最判昭55.11.25:「運転免許停止処分」と「訴えの利益」
- 最大判昭56.12.16:大阪空港公害訴訟(国営空港の行政権について民事上の訴えはできない)
- 最判昭56.12.16:「空港騒音」と「設置又は管理の瑕疵」(大阪国際空港公害訴訟)
- 最判昭56.1.27:宜野座工場誘致事件(地方自治体の行政計画の変更)
- 最判昭57.4.1:「加害行為の不特定」と「国等の損害賠償責任」
- 最判昭57.4.22:工業地域指定の決定(処分性を有しない)
- 最判昭57.7.15:反則金納付通告の処分性(通告に処分性なし)
- 最判昭57.9.9:「保安林指定の解除処分」と「原告適格・訴えの利益」
- 最判昭58.2.18:「ガソリンタンクの移転」と「道路法に基づく損失補償」
- 最判昭59.1.26:未改修河川の安全性(大東水害訴訟)
- 最判昭59.10.26:「建築確認」と「訴えの利益」
- 最判昭60.7.16:行政指導を理由とする建築確認の留保
- 最判昭60.11.21:在宅投票制度廃止事件(立法不作為と国家賠償法)
- 最判昭61.2.27:「パトカー追跡」と「国家賠償法」
- 最判昭61.3.25:「点字ブロック」と「設置管理の瑕疵」
- 最判昭62.2.6:「公立学校教師の教育活動」と「国家賠償法」
- 最判昭62.10.30:青色申告課税処分事件(信義則の法理の適用)
- 最判平元.2.17:航空法に基づく定期航空運送事業免許処分(原告適格を有する)
- 最判平元.4.13:特急料金改定の認可処分(原告適格を有する)
- 最判平元.11.8:宅地開発指導要綱と給水拒否(行政指導)
- 最判平元.11.24:「宅建業法の免許基準」と「国家賠償法」
- 最判平2.12.13:改修済河川の安全性(多摩川水害訴訟)
- 最判平3.4.26:水俣病認定業務に関する知事の不作為違法
- 最判平3.7.9:監獄法事件(法律の委任の範囲を超え、無効)
- 最判平4.1.24:「土地改良事業の施行認可処分」と「訴えの利益」
- 最判平4.9.22:原子炉設置許可処分と原告適格(原告適格を有する)
- 最判平4.9.22:民事差止訴訟と無効確認訴訟(もんじゅ訴訟)
- 最判平4.11.26:第二種市街地再開発事業計画の決定(処分性を有する)
- 最判平4.7.1:成田新法事件(行政手続と憲法31条)
- 最判平4.10.29:原子炉設置許可処分の取消訴訟における審理・判断の方法
- 最判平5.2.18:教育施設負担金事件
- 最判平5.3.11:「所得税更正処分の取消し」と「国家賠償法」
- 最判平5.3.16:第一次家永教科書事件(どのような場合に裁量権の逸脱となるか)
- 最判平5.3.30:テニスコート審判台転倒事件(通常予測しえない使用・国家賠償法2条)
- 最判平8.7.2:在留資格変更後の更新不許可処分(裁量権の逸脱・濫用)
- 最判平11.7.19:タクシー運賃変更の認可申請却下と裁量権
- 最判平11.11.19:公文書の非公開決定における理由の差替え
- 最判平14.1.17:二項道路の一括指定の告示(処分性を有する)
- 最判平14.7.9:宝塚市パチンコ条例事件(行政権の主体として義務履行を求める訴訟)
- 最判平15.9.4:労災就学援護費の支給決定(処分性を有する)
- 最判平16.1.15 :法令解釈の誤りと過失(外国人の国民健康保険)
- 最判平17.7.15:病院開設の中止勧告(処分性を有する)
- 最判平17.9.14:在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件(国家賠償法)
- 最判平17.11.1:「都市計画法の建築制限」と「憲法29条3項に基づく損失補償」
- 最判平18.2.7:公立学校施設の目的外使用と管理者の裁量権
- 最判平18.7.14:水道料金を改訂する条例制定行為(処分性を有さない)
- 最判平18.11.2:都市計画の決定における行政庁の裁量
- 最判平20.9.10:土地区画整理事業計画の決定(処分性を有する)
- 最判平21.2.27:「優良運転者である旨の記載の有無」と「訴えの利益」(原告適格)
- 最判平21.7.10:公害防止協定と廃棄物処理法(私法上の契約)
- 最判平21.10.15:場外車券発売施設設置許可処分(原告適格)
- 最判平21.11.26:保育所廃止条例の制定行為(処分性を有する)
- 最判平21.12.17:建築確認の取消訴訟における安全認定の違法主張
- 最判平22.6.3:国家賠償請求訴訟と取消訴訟(取消訴訟を経ずに国賠請求できる)