株式会社は、株主を、その有する株式の内容及び数に応じて、平等に取り扱わなければなりません(109条1項)。
株式の数に応じてとは?
上記「株式の数に応じて」平等といっているので、
100株持った株主A
200株持った株主B
500株持った株主C
がいた場合、株主Aに1万円の配当がある場合、
株主Bには2万円の配当があり、
株主Cには5万円の配当があります。
また、議決権についても同じように株主Aに100個の議決権があるとすれば
株主Bには200個の議決権があり、
株主Cには500個の議決権があることになります。
株式の内容に応じてとは?
株式には、権利の内容の異なる株式(種類株式)の発行が認められています。同一内容(同一の種類)の株式について、その中で平等に扱わないといけないということです。
株式平等原則の例外
非公開会社では、下記権利については、株主ごとに異なる扱いをする旨を定款で定めることができます(109条2項)。
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