民法26【記述対策】

【問】
債権者が主たる債務者に対して裁判上の請求を行い、確定判決を得た場合、裁判上の請求の効果は、保証人に対しても生ずるか。また、具体的にどのような効果か。「主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、」に続けて、40字程度で記述しなさい。なお「主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、」は文字数に算入しないものとする。

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【問】
債権者が主たる債務者に対して裁判上の請求を行い、確定判決を得た場合、裁判上の請求の効果は、保証人に対しても生ずるか。また、具体的にどのような効果か。「主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、」に続けて、40字程度で記述しなさい。なお「主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、」は文字数に算入しないものとする。

【解答例】

(主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、)
保証人に対しても生ずるため、保証人に対しても、時効の完成猶予及び更新の効果が生じる(41字)

【使うルール】

主たる債務者に対する履行の請求その他の事由による時効の完成猶予及び更新は、保証人に対しても、その効力を生ずる(民法457条:主たる債務者について生じた事由の効力)。
※ 上記「その他事由」には「裁判上の請求」も含まれます。

【質問内容】

質問内容は、下記2つです。

①債権者が主たる債務者に対して裁判上の請求を行った場合、裁判上の請求の効果は、保証人に対しても生ずるか。

主たる債務者に生じた事由の効果は、すべて保証人に対して、効果が生じます

②具体的にどのような効果か。

裁判上の請求(訴訟提起)の効果は、「時効の完成猶予」と「時効の更新」の2つです。

訴訟を提起するだけで、「時効の完成は猶予」され、さらに、その後、審理を行い、確定判決を得ると、「時効の更新」という効果が発生します。

これらをまとめると

(主たる債務者に対する裁判上の請求の効果は、)
保証人に対しても生ずるため、保証人に対しても、時効の完成猶予及び更新の効果が生じる(41字)

【配点】

保証人に対しても生ずる(8点)
時効の完成猶予(7点)
(時効の)更新(7点)

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