こんにちは!
行書塾の小野です!
本日は、行政書士合格のために必要な「3つの管理」についてお伝えいたします!
意識的でも無意識的でも
これができていないと、どれだけ勉強しても合格できません。。。
なので、自分自身できているかどうか、確認してみてください!
【問1】憲法
判例によれば、普通教育において児童生徒の教育に当たる教師にも教授の自由が一定の範囲で保障されるとしても、完全な教授の自由を認めることは、到底許されない。
>>折りたたむ
【解答】
〇
「最大判昭51.5.21:旭川学力テスト事件」によると、下記のように判示しています。
『子どもの教育が、「教師」と「子ども」との間の直接の人格的接触を通じ、その個性に応じて行わなければならない、という本質的な要請に照らし、教授の具体的「内容」及び「方法」につき、普通教育における教師に対して、ある程度自由な裁量が認められなければならないという意味においては、一定の範囲における教授の自由が保障される。
普通教育における教師に完全な教授の自由を認めることは、とうてい許されないところといわなければならない。』
よって、正しいです!
【問2】行政手続法
行政手続法は、申請に対する処分の審査基準については、行政庁がこれを定めるよう努めるべきものとしているのに対し、不利益処分の処分基準については、行政庁がこれを定めなければならないものとしている。
>>折りたたむ
【解答】
×
行政庁は、審査基準を定めるものとする(行政手続法5条1項)。
一方、
行政庁は、処分基準を定め、かつ、これを公にしておくよう努めなければならない(行政手続法12条1項)。
つまり、審査基準は必ず定めなければならない義務ですが
処分基準は、必ずしも定める必要はない努力義務です。
【問3】会社法
発起人は、その引き受けた設立時発行株式について金銭の払込みを仮装した場合には、仮装した出資に係る金銭の全額を会社に対して支払う義務を負い、この義務は、総株主の同意がなければ免除することができない。
>>折りたたむ
【解答】
〇
発起人は、下記の場合には、株式会社に対し、当該下記に定める行為をする義務を負います(会社法52条の2)。
- 出資金の払込みを仮装した場合:払込みを仮装した出資に係る金銭の全額の支払の義務を負う
- 現物出資の給付を仮装した場合:給付を仮装した現物出資財産の全部の給付の義務を負う
また、総株主の同意があれば、支払い義務は免除されるので本肢は1にあたり、正しいです。