【問1】基礎法学
英米法系の諸国では、英国の古来の慣習から発展した判例が主要な法源となっているが、刑法の領域については、罪刑法定主義の観点から、判例を法源とすることは一切認められていない。
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【解答】
X
法律の継承を歴史的を見ると「大陸法系」と「英米法系」に分けることができます。
「英米法系」はイギリス・アメリカの法系です。
「法系」というと分かりづらいですが、簡単にいえば、「法律の分類」といった感じです。
英米法系の諸国では、判例が主要な法源となっており、刑法の領域についても、判例を法源としています。
よって、妥当ではないです。
【問2】行政法
条例に基づく命令によって課された義務を相手方が履行しない場合には、代執行等の他の手段が存在しない場合に限り、地方公共団体は民事訴訟によりその履行を求めることができる、とするのが判例である。
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【解答】
X
条例に基づく命令によって課された義務を相手方が履行しない場合、原則、民事訴訟の提起はできません。
ただし、例外として、法律に特別な定めがある場合、民事訴訟の提起ができます。
本問の場合、「代執行等の他の手段が存在しない場合に限り、地方公共団体は民事訴訟によりその履行を求めることができる」となっているので誤りです。
【問3】商法
商事に関し、商法に定めがない事項については、民法の定めるところにより、民法に定めがないときは、商慣習に従う。
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【解答】
X
商事に関して適用されるルールの優先順位は「商法→商慣習→民法」です。
本肢は、「商法→民法→商慣習」となっているので誤りです。
本肢も深く理解する必要はありませんのでそのまま覚えましょう!
※商事とは、商売に関する事柄といったイメージです。