【問1】基礎法学
「判決」には、家事事件および少年事件について、家庭裁判所がする審判も含まれ、審判は原則として口頭弁論に基づいて行われる。
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【解答】
×
「判決」に、「家庭裁判所がする審判」は含まれません。
また、「審判」は「決定」に含まれるため、口頭弁論も不要です。
よって、誤りです。
【問2】行政法
『免許の条件等』のところに『眼鏡等』と書かれている点について、これは、運転にあたっては視力を矯正する眼鏡等を使用しなければならないということですから、それも附款の一種の条件と呼ばれるものである。
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【解答】
×
免許の条件等に記載されている『眼鏡等』は「付款の一種の負担」に当たります。
負担は、その負担に従わなくても、主たる行政行為の効果に影響しません。
つまり、眼鏡着用という負担を無視して、眼鏡を付けずに運転しても、運転免許の効力に何の影響も与えない=それが理由で免許取消しとはならない、ということです。
【問3】会社法
発起人は、出資の履行において金銭の払込みを仮装した場合には、払込みを仮装した出資に係る金銭の全額を支払う義務を負い、この義務は、総株主の同意によっても、免除することはできない。
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【解答】
×
本肢の「払込の仮装」について、発起人がその出資の履行を仮装することに関与した発起人又は設立時取締役は、当該株式会社に対し、連帯して、全額を支払う義務を負います(会社法52条の2)。
ただし、総株主の同意があれば、上記義務は免除できます(会社法55条)。
よって、本肢は誤りです。
