行政書士試験に合格するために重要なことは、
「10の曖昧な知識では、点数を生まない
1つの確実な知識が点数を生む」
という考え方です!
曖昧な知識はどれだけたくさんあっても、選択肢を絞り込むことができず、正解にたどり着くことができません。
一方、確実な知識が1つあり、それが正解の選択肢であれば、得点につながります。
つまり、行政書士試験に合格するためには、「確実な知識」をどれだけ多く身に付けるかが重要だということです!
択一問題を解く中で、「記述問題で問われるキーワード」を意識しながら、復習して覚えていくということです。
1.誰に対して、どのような訴訟を提起すべきか?
〇〇市を被告として、形式的当事者訴訟を提起すべき
2.誰が、誰に対して、何ができるか?をすべきか?
夫は、母または子に対して、子の出生を知った時から1年以内に、嫡出否認の訴えを提起すべき。(民法777条)
3.法律用語で何というか?その内容は?
被告はY県であり、一般に、裁決の違法の主張が許され、この原則を原処分主義という。
A市長により、地方自治法の定める手続きによって科され、これを秩序罰と呼ぶ。
4.どういった場合、何ができるか?
執行停止の申立てがある場合、内閣総理大臣は異議を述べることができる。(行政事件訴訟法27条1項)
内閣総理大臣が異議を述べた場合、裁判所は執行停止ができなくなる。また既に執行停止をしている場合、執行停止を取り消す。(行政事件訴訟法27条3項)
このようにキーワードやポイントを40字でまとめていくのが記述対策なので、自分自身で上記キーワードが頭に定着していないと、得点できません。
つまり、上記記述対策をすることで、条文が頭に定着していき、結果として、択一問題の実力上がってきます!
一方、択一問題は、問題文のキーワード等が記載されているので、そこから答えを導くことも可能です。
しかし、それは真の実力ではなく、見せかけの実力です。
曖昧な知識では、ひっかけ問題に対応できず、基本的な問題も失点してしまいます。
これでは、いつまでたっても、行政書士試験に合格することは難しいです。
そのため、記述対策を行い、択一問題の実力も一緒に引き上げ、全体の点数の底上げをするのが効率的だということです。
だから記述対策は非常に有効だということが分かっていただけたと思います!
実は、私自身、上でお話しした記述対策の有効性について気づいていませんでした。
というのも、私は、記述対策をほとんどせずに、合格しました。記述問題も60点中、30点は取っていたと思います。
普通に択一問題をしっかり勉強していれば、必然と記述対策もできるからです。
しかし、出題ポイントが分からないと、なかなか択一問題を勉強しても記述対策はできないです。
個別指導の受講者様でも記述対策について悩んでいる方が非常に多くいました。そのため、少し記述対策の問題を作ってみたのがきっかけです。
実際、記述問題と解答例・解説を作っていて思ったことは、「これは条文のポイント定着に大いに役立つ!」「結果として、択一問題の実力の底上げもできる!」ということです!
記述問題は配点が非常に高いので、ここで、半分以下の点数だと、合格するのは厳しいです。
基本的な知識をしっかり定着させていれば、得点できる部分なので、
1日10問行えば、10日で100問行えます!
1日20問行えば、5日で100問行えます!
復習するにしても、1か月あれば、十分実力を上げていただくことが可能なので、残りの期間で記述問題45点を目指しましょう!